故事・成語のページ

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鳥獣戯画・守株待兎

2022年1月29日土曜日

明を含む勉強に役立つ実践的故事・成語 

人生を乗り切るために役に立つ成語・故事

 

明哲保身  

古来、広く物事に通じ、深く事物を極めた英知の人をたたえ、またその英知によって誤ることなく身を処した徳の高い人を形容して言った言葉。

出典:
『詩経』

詳しい紹介:
周代の賢相の仲山甫の徳を称えて、「既にして明且つ哲 以てその身を保ち云々」をいう賛辞が掲げられている。この言葉が、『明哲保身』の語源とされる

  
 
  
 

明鏡止水  

明らかに垢を留めぬ鏡と制して動くことのない水はともに動揺することがない心境を表すのに用いる言葉

出典:
徳充符篇

詳しい紹介:
盧の国に刑によって足を切られた王駘という人物ががあり、学徳優れた人として評判も高く、入門して教えを乞うものも多かった。孔子の門下の常季はあまり面白くなく、孔子に「あのものはさして人並み優れたもののように見えないがなぜでしょう」と尋ねた。孔子は彼が聖人の域に達した立派な人物であることを説いて聞かせた。そして、「あの方のなににも動かされない心の静けさのせいだ。己の姿を見るには、流れる水ではなく静かに止まっている水を鏡とするであろう。」と語ったという逸話が原点だといわれている。

  
 
 

明主は一鬢一笑を愛しむ  

君主たるもの自分の行い一つ一つわきまえて行動すべし

出典:
韓非子「内儲上篇」

詳しい紹介:
春秋戦国時代の七強国の一つに韓という国があった。この国の昭候の時代(紀元前300年ごろ)の話。
この昭候が家臣に命じて破れ袴をしまい込ませた。それをみた家臣はいった。「恐れながらわが君、敗れた袴まで、家臣に下されず、しまい込んでおかれるとはどうしてですか?」 それに対し昭君は「余は、『明君は一鬢一笑を愛しむ』ということを聞いている。眉をしかめたる笑ったりするのもそれぞれ理由があることだが、明主たるものむやみに笑ったり眉を顰めたりしてはならないもの。まして、破れたからといってむやみに袴などを家臣に与えてはならない。いずれ与えるに値するものが出てきたときに与えよう。しばらくはお預けじゃ」と語ったという。


明窓浄机  

勉強に集中するには、机や周りには気分が分散するものは置かないようにすべし

出典:
欧陽脩「試筆」(北宋の仁宗から神宗時期の政治家・詩人・文学者・ AD1000年ごろ)

詳しい紹介:
明るい窓のところに置いたきれいにチリをちりを払い清めた机。きちんと整理された清らかな書斎のこと。
 近年子供が小学校にあがtる時、勉強机と称してあれこれの機能が付いたものが商品化されているが、子供が本当に勉強に向き合う環境というのは、あまり気が散らないように机の周りは整理して何もないのが望ましいと昔から言われていることだ。

  


 
漢字の成立ちや由来について ☜ はこちらに詳しく展開されています

2022年1月26日水曜日

馬を含む故事・成語 5選 先人達が遺し歴史的教訓と遺訓の宝庫

馬を含む故事・成語 5選
 馬と人間の付き合いの歴史もなかなか長い。したがって、馬を含む成語や馬にかかわる故事は非常に多く存在する。そしてそのいずれも示唆と教訓に満ち溢れている。の歴史

 
  1. 天高く馬肥ゆる秋
     秋晴れのいい天気の続く中、収穫の秋、穀物や果実が多く実り、馬も超える豊かな秋を謳歌した言葉

      杜審言(杜甫の祖父)の詩『蘇味道に贈る』に「雲浄くして妖星落ち、秋高くして塞馬肥ゆ」とあるのに基づく。
    紀元前1500年ごろから普の始め(西暦350年)ごろまでの2000年間、中国の辺境の地を匈奴と呼ばれる蛮族が我が物顔に駆け巡っていた。彼らは騎馬に乗ってハヤテのごとく現れ農地や都市を蹂躙し、風のように去っていった。

     これには歴代の王権も非常に恐れ、万里の長城を作ったり、美女を贈って宥めようとしたり大変苦労をしている。

     『漢書・匈奴伝』の中で、杜審言は「匈奴秋に至る。馬肥え弓つよし。即ち塞に入る」とうたって匈奴に備え辺境に旅立つ友人の蘇味道を贈っている。「天高く」の言葉はこの杜審言の詩から出ている。


  2. 老馬の智 春秋時代の五覇のひとり、斉の桓公をたすけた名宰相、管仲に係わる故事
     桓公がこの管仲、シュウ朋らを従えて小国を討伐すベく兵を起こしたときのこと。
    攻撃の往路は春でだったが、戦い終えて帰路につくころには、季節はいつしか冬になっていた。肌をさす寒風と悪天候下での行軍は、往路とはまるで違ったきびしさだった。
    山を越え、谷を渡り、難渋しながら行軍するうちに、桓公の一軍はいつのまにか道を失ってしまっていた。激烈な寒気のなかでふるえながらも、隊長たちは、あの方角ではないか、いやこの沢を渡るのではないか、などと確信もなく、度を失っていると管仲があっさりと、「こんなときには、年老いた馬であれば、本能的に道をさがしあてるものだ(老馬の智を使うべきだ)」。そこで駄馬の中から一番の老馬を選んで車から解き放ってみると、馬はしばらくあたりの様子をさぐっているようでだったが、やがてある方角に進みだした。これについて道なき道を行くうちに、老馬はついにもとの道に行きついて、軍兵は凍えることなく無事行軍を続けることができたというのである。

     老馬の智とは、なんでも知っていると、どんなにこざかしげにしても、その知恵が老馬や蟻にすら劣ることがあるものだ、つまり、どんなつまらぬ人間と思われていても、人はそれぞれの得手や特徴をもっているもの、だということになる。


  3. 鹿を指して馬と為す
     秦の始皇帝の寵臣であった趙高に関わる故事


      無理に是非をさかさまにする。権勢によって白を黒と言いくるめる例え。

      趙高は秦の始皇帝の亡き後、次々と他の重臣たちを謀殺して、大いなる権勢をふるった。
     そこで自ら皇位を狙う趙高は、自らの権勢を誇示し、廷臣たちの自分への忠誠心を試そうと、傀儡の皇帝と廷臣達の前に一匹の鹿を引き出し、「これはまれにみる名馬です。これを陛下に献上したいと思います」並みいる廷臣たちは、趙高の下心が分かっているだけに大いに戸惑いながらも、趙高の仕打ちを怖れ、大部分のものは、「馬に違いありません。」と答えたが、気骨のあるものは、「これは馬ではありません。鹿です。」といった。
     趙高は、そのように自分の意に反したことを言った臣下を覚えていて、次々と抹殺した。このように権勢を極めた趙高であったが、やがて自らも殺されることになってしまった。

     この故事は、黒を白に言いくるめる例えであり、馬鹿の語源ではない。
     この故事と同じような出来事は、毎日のように国会で見聞きする話ではないか。歴史は繰り返すというが、何が起こっているか、誰が何を言ったのかきっちり見極めなさいということを我々に諭している。
  4.  人間万事塞翁が馬
     出典(「淮南子・人間訓」 河出書房)

     人間の吉凶禍福の定まりがたいことを指す
     昔、中国の北方地方に住む異民族を総称して「胡」といって、漢民族から大変恐れられていた。この話はこの辺境に住むある老人の話である。

     ある時、この翁の馬が胡の地方に逃げてしまった。この辺りでは「南船北馬」といわれ、馬なしでは生活が非常に困難であった。近所の人々が慰めてくれたが、「これが幸いに転じることもあるでしょう。」と老人は一向に気に留める気配もなかった。それから数か月の地のこと、この馬が胡の地から良馬を連れて帰ってきた。
     人々は老人にお祝いにやってきたが、老人は「これがどうして禍にならないことがあり得ましょうか」とちっとも喜ばなかった。
    それからというものは、老人の家ではいい馬が多く育ったが、乗馬の好きな息子が、落馬して、腰の骨を折ってうまく歩けなくなってしまった。村人たちは、気の毒に思って老人を慰めにやってきたが、いやいや、またいいことがあるでしょうと平気な顔をしていた。それからしばらくして胡人が村に雪崩れ込んできた、村の若者は全て戦争に駆り出され死んでしまったが、しかし老人の息子は足が悪いということで兵役にとられず親子とも無事に平和に暮らしたということだ。

     人生は偶然性が支配している話として、後世に伝えられたが、淮南子の真意は偶然性と見えることもみな人間自らが、招くものだということをいいたいようだ。人のせいにしたり、偶然な出来事にしたりせず、自分の問題と考えなさいということか、奥の深い話である。


  5. 世に伯楽あり、然る後に千里の馬あり
      出典:「韓愈・雑説」
     英雄豪傑を千里の馬、名君、賢相にたとえて、いかに優れた人材でも、名君、賢相に巡り合い、そのところを得ると同時にそれ相応の待遇を得なければ、せっかくの智能も才能も生かすことができないという意味 
     また別の観点から見れば、どんなに優れた才能の持ち主であっても、優れた指導者などに見いだされなければ、その才能を生かすことはできないということでもある。


  6. 馬耳東風
      出典:「李白・「王十二の寒夜に独酌して懐ありに答う」

     李白の友人の、王十二が寒い夜独酌しながら、李白に自分の不遇を訴えた詩に対して、答えた詩の中に出てくる。中国では昔から武より文を重んじた国ではあるが、世間は「東風の風馬事を射るがごときあり」と王十二と共に李白自身も自分の言葉に耳を貸そうとしない悲憤している。
     詩人たるものもっと高踏的な気持ちで頑張りなさいと力づけてはいる。李白は王十二に対して、嘆いてばかりいないで、自分の志を以て強い気持ちで進みなさいと励ましている。



2022年1月20日木曜日

酒にかかわる故事、成語 5選

酒にまつわる故事、成語
 酒にかかわる故事はまた非常に多い。しかし失敗談も多く、それを戒める成語、熟語もまたかなり多い。人間どんなに戒められても、再び三度過ちは繰り返すものらしい。それが人間というものなのだろう

 
  1. 酒は百薬の長 :酒は上手に飲めば薬に勝るの意味   『酒百薬之長』(酒は百薬の長)
     この言葉は漢書の中に記された、劉邦の建てた国・新(前漢と後漢の間に14年間だけ続いた国)の王である王奔が下した詔の一節から出たという。
     もともと儒教の聖人周公を手本にして、それに倣おうとした。しかし地方の長官はこの制度を悪用し金儲けを計ったため、かれの思惑とは逆のものになってしまった。
     そこで彼は再度、「其れ塩は食肴の将、酒は百薬の長、嘉会の好、鉄は田農の本」なる詔を出し趣旨徹底を図ったが、人民の暮らし楽にならず国は乱れて、内乱が発生し彼も失脚し全身切り刻まれて死んでしまった。
     しかし、元はといえば彼自身前漢の皇帝を毒殺し、自ら皇帝に地位を乗っ取ったもので、ある意味では自業自得ともいえるが、なんとも血なまぐさい話である。


  2. 酒池肉林(「中国故事物語」 河出書房)
     夏の傑王は人並みすぐれた武勇才智に恵まれた王であった。しかし、自ら打ち滅ぼした有施氏の国から貢物として献ぜられた妹喜(ばっきと読む)に溺れ国を滅ぼすことになった。
     かれは妹喜の為に宝石や象牙をちりばめた宮殿を営み、その奥の寝室で淫乱を極めた。しかし妹喜の要求は日々に増大し、彼女の要求に従って、宮園の一角に大きな池が作られ、その池には美酒がなみなみと注がれ、又池の周りには丘になぞらえ肉の山が築かれ、立ち木の代わりに肉の林が作られた。三千の宮廷の美女が池の周りで音楽に合わせて踊り狂い、合図の鼓で池の酒を飲み、肉を貪る狂態を王は妹喜と共に見て悦楽の境地に入るのである。

    この歴史は繰り返され、後の殷王朝の纣王も元々はやはり人並み外れた立派な王であった。
     しかし、彼自ら打ち滅ぼした有蘇氏から贈られた美女姐己(だっきと読む)に心を奪われ、傑王と同じように酒池肉林の宴を催し、国は滅びる。


  3. 林間に酒を暖めて紅葉を焼く(白楽天の七言律詩「王十八の山に歸るを送り、仙遊寺に寄題す」より「中国故事物語」 河出書房)

      曾於太白峰前住  曾て太白峰前に於いて住み
      數到仙遊寺裏來  數しば仙遊寺裏に到り來る
      黑水澄時潭底出  黑水澄む時 潭底出で
      白雲破處洞門開  白雲破るる處 洞門開く

      林間暖酒燒紅葉  林間 酒を暖めて紅葉を燒き
      石上題詩掃綠苔  石上 詩を題して綠苔を掃く

      惆悵舊遊無複到  惆悵す 舊遊複た到ること無きを
      菊花時節羨君回  菊花の時節 君が回るを羨む (壺齋散人注)より

    白楽天は唐代の詩人で、非常に素直で誰にもわかりやすい詩を謳ったことから、日本でも絶大な人気を誇っていた。日本でも、[香炉峰の雪は簾を掲げて看る」の逸話でも見られるように日本の平安時代の貴族階級の間では、きわめてポピュラーな存在であった。
    この「林間に酒を暖めて紅葉を焼く」に、平安末期の高倉天皇の逸話がある。高倉天皇は紅葉を愛好し、庭園にも多くの紅葉を植えていたが、それを知らないしもべたちが紅葉を折って薪にし、酒を温めて楽しんだ。翌朝驚いた臣下の一人が帝に注進に及んだところ「林間に酒を温めて紅葉を焼くという詩の心をば、さればそれらには誰が教えけるぞや。優しくも仕りたるものかな」と、しもべたちの風流ぶりをたたえたというのである。
    因みに高倉天皇とは、平清盛の甥であり、安徳天皇の父親に当たる天皇である。

2022年1月18日火曜日

龍 故事ことわざ熟語集 古人の知恵の凝縮

龍 故事ことわざ熟語集 中国文化の神髄を探る

龍は中国のシンボル的存在 龍にかかわる成語や故事は数知れず今に伝わる


龍にかかわることわざ
  1. 画龍点睛
     出典:唐·张彦远《历代名画记·张僧繇》
    南北朝の南朝の梁国に張僧ヨウという大層画が上手な将軍がいた。彼の描く絵はあらゆるものが生けるがごとく描き出した。日本の左甚五郎みたいな人だったようだ。ある時彼は金陵(今の南京)の安楽寺から頼まれ二匹の龍の壁画を描いた。彼の描いた龍は素晴らしく今にも天にも昇る勢いであったが、ただ不思議なことに二匹の龍には目が描かれていなかった。かれは皆に答えて、「目を書くと龍は天井をけ破って点に飛び去ってしまう」といったが、周りにせがまれてついに一匹の龍に眼を入れた。その途端雷鳴がとどろき、鱗を光らせた龍が壁をけ破り天上に上ってしまった。呆けたような人々が後にみたものは、壁に残った一匹の龍の絵だけだった。
    因みに「睛」は「晴れ」の晴ではなく、眼球を表す「睛」であるから、間違いのないように

  2. 葉公の竜 うわべはもっともらしく見えるが、実際はそうではないことをいう。
    出典:西汉·刘向《新序·杂事》
     昔、春秋時代に葉公と云う領主がいました。彼は龍が大好きで身の回りの物、家具など全てに龍をあしらったデザインを入れていました。天上の龍はこれを知って大変喜び、彼を訪ねました。ちょうどその時彼は一心不乱に龍の絵を描いていたが、龍が天上から降りてくるのを見て、恐れ慄き逃げ出しました。彼が龍を好むというのは結局嘘だったのです。

  3. 龍頭蛇尾 初めは勢いがよいが、終わりになると振るわなくなることの比喩
    出典:宋·朱熹《朱子语类》第130卷』
     始めは威勢が良いが、終わりにはどうしてこうも尻すぼみなんだ:朱熹は中国,南宋時代の思想家。 いわゆる朱子学の大成者。
     初めは勢いがよいが、終わりのほうになると振るわなくなること。

  4. 竜攘虎搏 竜と虎とが争う様に、強い者同士が激しく争うさまをいう。
     互角の力をもった強い者同士が激しく戦うこと。力の伯仲した英雄・強豪などが、あたかも竜ととらとがぶつかって戦うように勝負すること。▽「攘」は排除する、うちはらう、「搏」はなぐる意。
     出典:『三省堂 新明解四字熟語辞典』

  5. 独眼竜 
     日本では独眼竜の勇名をはせたのは戦国時代の武将・伊達政宗。政宗は梵天丸と名乗っていた幼少の頃、天然痘のため右目の視力を失ってていたが、成長するにつれその劣等感を克服し、ついには東北の覇者となった。秀吉とのたびたびの確執にも耐え、関ケ原の合戦でもうまく立ち回りその力を温存し、江戸幕府が誕生の後は伊達氏の領地は「仙台藩」となり、政宗公は仙台藩初代藩主となります。

     海の向こうの中国で独眼竜との号を以て畏怖と尊敬の念を集めた武将は、猛将李克用である。彼は突厥の沙陀部出身で地方で悶々としていたが、唐の徽宗皇帝の下で、黄巣の乱の討伐に起用され勇名を馳せ、一躍時代の寵児となった。彼の軍は全て全身を黒衣をまとっていたので、黄巣軍はその進軍に「鴉軍来る」と恐れおののいたという。こうして李克用はその功により今の甘粛省の郡王に任ぜられたが、後の後梁の皇帝となる朱全忠との権力争いに敗れ失意のうちに世を去った。

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2022年1月16日日曜日

春が読み込まれている成語・熟語10選

春眠不覚暁

厳しかった冬が過ぎ、野山に一斉に花が咲き、生命が躍動するこの季節には誰しも心が弾み、喜びが湧いてくるもの。春が対象となる成語や、ことわざ、故事には明るい喜びを表したものが多い
記事の簡単な紹介

  1. 春眠不覚暁:孟浩然の『春暁』の冒頭の一句、春の夜はまことに眠り心地がいいことを詠った有名な七言絶句

  2. 蠢蠢欲动 悪事を働く人が、機会を狙っている春风得意 とんとん拍子に出世などして得意満面な状態

  3. 春风满面 いかにもうれしそうな表情春寒料峭春に肌寒さを感じる

  4. 春华秋实 才徳兼備

  5. 春兰秋菊 春はらん、秋は菊 評価の対象になっているものが其々に優れ、抜きん出ている

  6. 春满人间 すっかり春めく

  7. 春蚓秋蛇 春のミミズ、秋の蛇 悪筆のたとえ

  8. 追って追加





虎・故事、成語の10選

「虎」を含む四文字熟語;ここに集めた故事・成語から古代の人々が「虎」をどのように畏怖していたよく分る

虎にかかわる成語は今後も順次集め、紹介していこう
記事の簡単な紹介

漢字「虎」を含む成語、ことわざ
  • 不入虎穴,焉得虎子虎穴(虎穴に入らずんば、虎児を得ず)
    もっとも有名な成語。班超が西域で匈奴に囲まれ窮地に陥った時危機を脱出した時に入った言葉
    危険を避けていただけでは、成功は望めない

  • 騎虎之勢:隋の皇帝楊堅の皇后独孤が夫が隋という国を建てようとしたときに、
     夫を励ました言葉。虎に乗ったものは、途中で降りて虎に食われてしまうので、途中でやめるわけにはいかないという意味

  • 暴虎馮河:血気にはやって、無謀な行動を起こすこと。孔子が弟子の振舞いに危惧の念を抱き、戒めた言葉

  • 虎視眈眈 :じっくりと機会を狙っている状態

  • 苛政猛虎:悪政は暴れる虎よりも恐ろしいことをいう

  • 狐仮虎威:権力のある者の威勢を借り、威張り散らすこと『戦国策』より

  • 画虎类狗: 虎を画きてならず、反りて狗に類す。『後漢書・馬援伝』素質のないものが優れた人のまねをして軽薄にふるまうことを戒めた 

  • 虎尾春冰:虎の尾を踏むことや春先に雪解けの時に凍った氷上を歩くこと。非常に危険な振る舞いであることの譬え

  • 官虎吏狼:官は虎の如く、吏は狼のごとし。官吏が暴虐を貪ることの比喩

  • 虎頭蛇尾:最初は勢いがいいが尻すぼみになること。類語に『竜頭蛇尾』がある。

  • 虎渓三笑:あることに熱中して、他のことを忘れてしまうことの譬え